お盆に話そう 実家と土地のこれから
2026年08月01日
お盆は、家族や親戚が集まる機会が増える時期です。
久しぶりに実家へ帰り、家族でゆっくり過ごす中で、ふと「この家や土地は、将来どうするんだろう?」と考える方もいるのではないでしょうか。
実家や土地の問題は、相続が発生してから考えればいいと思われがちです。
しかし、いざ相続してみると「誰が引き継ぐのか決まっていない」「土地の状況がよく分からない」「売りたいのに簡単には売れない」といった問題が出てくることもあります。
家族が顔を合わせるお盆だからこそ、実家や土地の「これから」について少し話してみてはいかがでしょうか。
実家や土地について、家族で把握できていますか?
親が所有している不動産について、子ども世代が詳しく知らないケースは珍しくありません。
実家だけでなく
・昔から所有している畑や田んぼ
・山林
・空き地
・貸している土地
・親や祖父母から引き継いだ土地
など、家族が把握していない不動産があることもあります。
特に農地や山林、市街化調整区域の土地などは、一般的な宅地とは売却や活用の条件が異なる場合があります。
「土地があることは知っているけれど、場所までは分からない」という状態のまま相続を迎えると、その後の調査や手続きに時間がかかる可能性もあります。
まずは、家族がどのような不動産を所有しているのかを確認することが第一歩です。
「誰が相続するか」だけでなく「相続した後」を考える
相続について話す際、「長男が実家を相続する」「兄弟で土地を分ける」といった話だけで終わってしまうことがあります。
しかし、大切なのは相続した後です。
例えば実家を相続しても、誰も住む予定がなければ空き家になる可能性があります。土地についても、利用予定がなければ草刈りや樹木の管理、固定資産税などの負担が続きます。
そのため
「実家に将来住む人はいるのか」
「使わない土地は残しておくのか」
「売却できる土地なのか」
「管理は誰がするのか」
といったところまで話しておくことが重要です。
相続すること自体ではなく、「相続した後にどうするのか」という視点を持つことで、将来の負担を減らしやすくなります。
使っていない土地も、所有しているだけで管理が必要
「土地なら持っていても困らない」と考える方もいます。
しかし、土地は所有しているだけでも管理が必要です。
雑草が伸びれば草刈りが必要になり、樹木が隣地や道路にはみ出せば対応を求められることもあります。また、土地の状況によっては固定資産税などの費用もかかります。
親世代が元気なうちは問題なく管理できていても、年齢を重ねるにつれて草刈りや現地確認が負担になるケースも少なくありません。
子どもが遠方に住んでいれば、相続後に管理することがさらに難しくなる可能性があります。
「今は困っていないから大丈夫」ではなく、5年後、10年後にも管理できるかを考えてみることが大切です。
売却を考えるなら、早めに土地の状況を確認
将来的に使う予定がないのであれば、売却も選択肢の一つです。
ただし、すべての土地がすぐに売却できるとは限りません。
特に農地や山林、市街化調整区域などは、土地の場所や接道状況、法令上の制限、利用方法などによって売却のしやすさが大きく変わります。
「相続してから売ればいい」と考えていたものの、調べてみたら簡単には売却できなかった、ということもあります。
だからこそ、所有者本人が元気なうちに、
「この土地はいくらくらいなのか」
「そもそも売却できるのか」
「どんな活用方法が考えられるのか」
を確認しておくことがおすすめです。
すぐに売却する予定がなくても、土地の現状を知っておくだけで将来の選択肢を整理しやすくなります。
お盆は「結論を出す場」ではなく「話し始めるきっかけ」に
実家や相続の話は、家族であっても切り出しにくいものです。
いきなり「実家をどうする?」「土地を売った方がいいんじゃない?」と結論を求める必要はありません。
まずは
「この土地って今どうなってるの?」
「将来、実家はどうしたいと思ってる?」
「使っていない土地って他にもある?」
といった会話から始めるだけでも十分です。
大切なのは、親が元気なうちに家族で情報や考えを共有しておくことです。
相続が発生してから初めて話し合うよりも、時間に余裕があるうちから少しずつ方向性を考えておくことで、家族それぞれが納得できる選択につながりやすくなります。
実家や土地の将来に不安があれば、まずは現状確認から
実家、空き地、農地、山林、市街化調整区域など、不動産は種類や立地によって売却・活用方法が異なります。
「使う予定はないけれど、売れるのか分からない」
「親が持っている土地を一度整理したい」
「相続する前に価値を知っておきたい」
そんな場合は、まず土地の現状を確認してみることが大切です。
アクシス不動産では、一般的な宅地だけでなく、農地・山林・市街化調整区域などのご相談も承っております。
すぐに売却する予定がなくても問題ありません。
今年のお盆、家族が集まる時間をきっかけに、「実家と土地のこれから」について一度話してみてはいかがでしょうか。
